鼻炎の原因や種類を解説
- 鼻炎とは何ですか?どんな状態を「鼻炎」と呼ぶのでしょうか?
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鼻炎とは、鼻の中の粘膜が炎症を起こしてしまう状態を指し、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、かゆみなどの症状が現れることが特徴です。これは鼻が外部の刺激(※例えば花粉やウイルスなど)によって反応し、過敏な状態になってしまう疾患です。「アレルギー性鼻炎」や「感染による鼻炎」などがありますが、「鼻炎」はこれらの状態を総称したものと考えられます。
- 鼻炎になる原因は何ですか?
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鼻炎になる原因は大きく分けて2つあります。
鼻炎の原因
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アレルギーによるもの花粉やダニ、ハウスダストなどが鼻に入ることで、免疫がこれらを攻撃しようと反応するために起こります。体質や季節、住環境が影響します。
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ウイルスや細菌などの感染によるもの風邪やインフルエンザなどにかかるとウイルスが鼻の粘膜に炎症を引き起こし、鼻水や鼻づまりを引き起こします。
また、寒い場所や刺激物(香辛料や冷たい空気)の影響で症状が一時的に悪化することもあります。
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- 鼻炎にはどんな種類がありますか?
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鼻炎には主に以下の種類があります。
鼻炎の種類
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アレルギー性鼻炎花粉症やハウスダストをはじめとしたアレルギー反応によるもの。症状が季節限定の「季節性鼻炎」と一年を通して続く「通年性鼻炎」に分かれます。
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急性鼻炎(風邪などが原因)ウイルスや細菌感染によって起こる鼻炎。風邪とともに現れることが多く、数日から1週間程度で治ることが一般的です。
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慢性鼻炎鼻炎が長く続くことで粘膜がむくんだり、腫れがひどくなる状態。鼻の構造や生活習慣が原因になることもあります。
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副鼻腔炎(蓄膿症)に伴う鼻炎副鼻腔(鼻の周囲の空洞)に膿や粘液が溜まることで鼻炎が慢性的に続く状態。
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- 風邪(急性鼻炎)とアレルギー性鼻炎の違いを教えてください
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風邪による急性鼻炎とアレルギー性鼻炎は似たような症状が見られますが、原因や特徴が異なります。


鼻炎を和らげるポイントと薬の選び方
- 日常で鼻炎を悪化させないための方法はありますか?
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はい、以下のポイントを心がけることで鼻炎を悪化させるリスクを減らすことができます。
鼻炎を悪化させないためのポイント
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掃除をこまめにして環境を整えるホコリやダニが鼻炎の原因になる場合があります。部屋を清潔に保ちましょう。
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空気の乾燥を防ぐ加湿器などで適度な湿度を保つことで、鼻の粘膜が傷みにくくなります。
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マスクの着用花粉症の場合、外出時にマスクを着用することで症状が軽減する場合があります。
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季節の変わり目に注意花粉や気候の変化を考慮し、早めの対策を心がけましょう。
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- 鼻炎のセルフケアでやりがちなNG行動があれば教えてください。
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鼻炎対策でついやりがちなNG行動には、以下のようなものがあります。
やりがちなNG行動
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鼻を強くかみすぎる粘膜を傷つけたり、耳へ圧力がかかり中耳炎を引き起こす場合があります。
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自己判断で薬を長期間使い続ける鼻づまりを改善するスプレータイプの薬は、使いすぎると逆に悪化することがあります。
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花粉症と風邪を見分けないまま放置する適切な治療を受けずにいると症状が長引く場合があります。
体に負担がかからないよう使い方や頻度を守り、必要な場合は専門家に相談しましょう。
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- 市販薬を選ぶ際のポイントを教えてください。
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市販薬を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。
市販薬を選ぶ際のポイント
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症状に合ったタイプの薬を選ぶ鼻水(アレルギー性)に効く薬、鼻づまり(直接粘膜に作用する)に効く薬など目的に合わせて選びます。薬剤師や登録販売者に相談するのもおすすめです。
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副作用が少ないものを選ぶ眠くなりにくいタイプの抗ヒスタミン薬など、ライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。
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説明書をよく読む使用回数や適応年齢などを守ることで、安全に利用できます。
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こんな時は医師に相談
- 鼻炎が長期間続く、または繰り返す原因と、受診の目安を教えてください。
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鼻炎が長引く原因には、アレルギーや副鼻腔炎、さらに鼻ポリープ(鼻の中の腫瘍)など、何か別の病気が隠れている可能性もあります。特に、以下の場合は早めに病院を受診すると良いでしょう。
受診の目安となるケース
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鼻炎が1か月以上続く場合
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市販薬を使っても症状が改善しない場合
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頭痛や顔の痛みを感じる場合
医師の診察を受けることで原因を突き止め、適切な治療を受けることができます。
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- 副鼻腔炎(蓄膿症)とは何ですか?鼻炎との違いを教えてください。
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副鼻腔炎(蓄膿症)とは、鼻の周囲にある「副鼻腔」と呼ばれる空洞が炎症を起こしてしまい、膿が溜まる状態のことを指します。一方で鼻炎は、鼻の粘膜の炎症が主体になる疾患です。
主な違い
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鼻炎鼻水、鼻づまりが主な症状で、アレルギーや感染によって起こります。
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副鼻腔炎鼻づまりに加え、膿が混じった鼻水や顔・頭部の鈍い痛みが主な症状です。風邪が悪化して起こることもあります。
副鼻腔炎は放置すると慢性化することがあるため、上記の症状が続く場合は医師に相談してください。
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